カテゴリ: 再生療法
医は仁術
「医は仁術」という言葉はよく耳にしますが、現在、国立科学博物館で「医は
仁術」特別展が開催されています。
江戸時代の1770年代に「解体新書」という解剖の本が刊行されました。
この本はオランダ語の「ターヘル・アナトミア」を翻訳したもので、日本初の
西洋書の翻訳本だそうです。それからおよそ250年経過した現在、技術が革
新的に進歩し、3Dプリンターや4次元CTなども臨床応用され、私たちの身体
の中が手に取るようにわかるようになりました。
一方、iPS細胞やSTAP細胞など基礎的な研究も進み、「医療」の進歩は今後も
進んで行くことでしょう。
歯科領域でも特に再生医療はますます進化し、これから10年、20年先には
今は不可能なことが、可能になっているかもしれません。
しかしながら、「体を治す」とともに医療する側のモラルも問われる時代で
す。患者さんはさまざまな希望をお持ちになり、来院されます。通り一辺倒の
治療ではなく、その方々に応じたカスタムメードの医療を実践していきたいと
思います。
松井徳雄
投稿日:2014年4月17日 カテゴリ:再生療法 ,医療
日本歯周病学会学術大会へ行ってきました
こんにちは、宮田です
先日日本歯周病学会の学術大会があり、前橋まで行ってきました。
連休で行楽日和のため、目的地までの高速道路は大渋滞でしたが、なんとか間に合いました。
企画講演ではベルン大学のSculean先生が、再生療法について最新の知見を踏まえながら報告されており、とても興味深く聞くことが出来ました。
年に2回行われる学会は、私が所属していた医局の先輩や後輩がたくさん来るので、久しぶりに会う先生方といろいろと情報交換や雑談をすることができ、毎回楽しく参加できるます。
帰路も大渋滞で、夕食はかんたんに松屋でいただきました。
ささやかな贅沢、カレーと牛丼が食べたかったので2人前に、ヘルシー?にご飯を少なめにしてもらい、お野菜も追加しました。
投稿日:2013年9月24日 カテゴリ:再生療法 ,勉強会 ,研修会
いよいよ・・・
世界で初めてiPS細胞が人の病気の治療に使われることになりました。
目の難病である加齢黄斑変性の臨床研究計画に関する国の審査が実質的に終わ
り、来年夏にも移植手術が行われる予定だそうです。マウスでの作製発表から7
年でiPS細胞は、再生医療応用に向けて大きく動き出しました。
新しいものを人体に応用する際には、結果が得られることもとても大切ですが、
その安全性があってから成り立つもので、今回の承認にも「安全性」が最優先さ
れたようです。「100%の安全」を言い切ることはすべての分野で難しいです
が、限りなく近づけれるよう研究、臨床の場で努力されています。将来の医療の
飛躍的発展に結びつくことを願っています。
次は「お腹」です。特に中年?にさしかかると気になるのがお腹の出っ張り。
ある特集記事が掲載されていました。原因は内臓脂肪と筋肉の緩み。この2つの原
因に対して、強力に作用するのがドローインという運動だそうです。筋肉の緩み
に対しては、引き締め効果があり、具体的には、内蔵を取り囲むように配置され
ている「腹横筋」という筋肉に作用してドローインにより張力(=ハリ)を増加させ
るとのこと。腹と背中をくっつけるようなイメージで腹を引っ込ませ、そのまま
呼吸を止めずに30秒ほど静止させることがポイントだそうです。
内蔵脂肪の増加に対しては、有酸素運動と組み合わせると効果的だそうです。た
とえばウォーキングしている最中にドローイングをすると、カロリー消費が4割も
上昇する?らしいので、脂肪をより効率的に燃焼させるのにうってつけ。
1日30秒 これならできる?
またまたカレー。
これはスパイスいっぱいで超ヘルシーカレーです。
院長
投稿日:2013年6月27日 カテゴリ:おすすめ ,再生療法
歯科治療の可能性
昨今、山中教授がノーベル医学賞を受賞されたことも追い風となり、再生医療がとても注
目されています。歯科分野では、歯を支えている骨、歯肉、そして歯そのものの再生も研
究されています。虫歯や歯周病などで失った歯を取り戻すことができる...夢のような
話が現実味を帯びてきています。
具体的には患者さん自身の組織から本物の歯をつくり出して,本来あるべき位置に再生さ
せることです。しかし、歯は歯の中の神経とそれを囲んでいる歯質の両方を再生させるこ
とが難しく、また前歯なら前歯の位置に再生させることが難しいようです。奥歯の形態を
した歯が前歯部に生えてくるのは良くないですよね。
現在、日本の多くの大学でこの再生医療の研究が行われています。「日本発」で医療が
発展すると良いですね。
今回は「沈まぬ太陽」。
山崎豊子シリーズはすべて見ています。話の展開が超速いですが、惹き付けられる力作
です。複雑な社会背景の中、正論を吐く人が理不尽な仕打ちに遭う...
表現の仕方はいろいろとありますが、正論が認められる社会であればと思います。
今回もB級グルメです。が、うまい。
きっとこの店しか味わえないラーメンです。
はしご
院長
iPS細胞
山中教授のノーベル賞受賞で「iPS細胞」は日本中でも話題になっています。
このiPS細胞はさまざまな細胞への分化が可能で、再生医療への応用が期待さ
れています。また、難病の患者さんからiPS細胞を作って解析すれば、発症原
因や治療の糸口も見つかるかもしれない多くの可能性をもった細胞です。
「i」だけが小文字なのは、多くの人に親しんでもらえるようにアップル社の
「iPod」をまねて命名されたというエピソードは有名ですね。
この「iPS細胞」ですが、歯科への応用はできるの?と患者さんから質問があ
りました。歯科分野では「歯」そのものの再生などの研究は以前からされてい
ますが、残念ながらすぐにとはいかないようです。しかし近い将来に歯も含め
他臓器再生も夢ではないと思います。
このホームページでも歯槽骨(歯を支えている骨)や歯肉の再生について触れ
てきました。これらの再生療法は適応症をきちんと見極めれば成功する可能性
が高くなってきており、日本をはじめ、世界中で「歯周組織の再生」を促進す
る物質の研究はすごく進んでいます。医療の進歩は著しいものがありますね。
今回は超美味のぜいたくごはんです。「いくら」と「かに」ごはん。
美味しいものが喧嘩せずに口中に広がり、この上ない幸せです。
院長
投稿日:2012年12月19日 カテゴリ:再生療法 ,晩ごはん
再生医療
こんにちわ、宮田です。
今年、山中教授が再生医療でノーベル賞を受賞したのが、記憶に新しいと思います。
人間の体は、頭の先から爪の先まで細胞から出来ています。その元となる細胞(幹細胞といいます)があり、その細胞に刺激を与えたり、指令を与えることで目的となる細胞に変化することです。
歯とその周りの組織についても同じで、有る程度は研究が進んでいます。私も大学院にいたころに同じような研究をしてきましたが、一つの細胞から完全なる歯を作るまでにはまったくいたりませんでした。歯の形を培養皿の上で作り上げることが難しいからです。
ですので、一つの細胞から歯そのものを作り上げるのは将来の課題でもあります。
しかしながら、実際お口の中で失われた骨を再生させる術式は、あるていど確立されております。ただし術者の技術と患者の状態で成功が左右されてしまいます。
再生療法の実際は、当院のホームページの歯周病治療例をごらんください。
先日、ガンダムを見にお台場に行ってみてきました。
ガンダム世代の私としては、再生医療もガンダムも、将来を期待しています。
投稿日:2012年11月29日 カテゴリ:再生療法 ,歯科治療
Dr.Rasperini
みなさん、こんにちわ
宮田です。
この前の日曜日、イタリアのミラノ大学の教授である歯周病専門医Dr.Rasperiniが来日され、小野先生の取り計らいでJIADSにて講演会があり、それに参加させていただきました。
ヨーロッパだけではなく、多くの国際学会で講演をされている先生のお話を直接聞くことが出来ました。
歯周組織の再生療法のテクニックについて1時間半、講演を聞かせていただきました。当院で行っている歯周組織の再生療法とは、多少使っている材料が異なったりしますが、Dr.Rasperiniも私たちも、目指すところは1本でも多く歯を残せるように努力するという点では、同じ思いをもっていることをあらためて認識しました。
昨日、衛生士のお出汁さんと、八丁堀にある一慶という、もつ鍋やさんに行ってまいりました。
ラストオーダー10分前に到着したので、急いで食べたのですが、この寒い時期に暖かいもつが最高でした。
お出汁さんご馳走様でした。帰りにふと不安になったので、脂肪の吸収を防ぐ、新しいPEPSIコーラを買い、おいしく飲みました。
投稿日:2012年11月16日 カテゴリ:再生療法 ,研修会
歯肉の再生
今回は歯肉の再生についてお話致します。
歯ぐきが下がることにより見た目が悪いだけでなく、歯ブラシしたら痛い、冷
たいものがしみるなどの症状が出ることがあります。また根の部分は虫歯にな
りやすく、このままでは良くないですね。
このような場合、薬を塗ってしみるのを抑えたりしますが、これは根本的な治
療ではありません。
現在では状態によりますが、写真のように歯肉を再生し、根の部分を覆うこと
できるようになってきました。
歯ぐきが下がってお困りの方 一度ご相談いただけたらと思います。
写真は今朝の”富士山”です。今日は早朝 神戸から移動してきました。
早朝の移動でもなぜか富士山の近くになると目が覚めてしまいます。
いつ見ても優雅で美しいですね。
花粉症かもしれない院長より
投稿日:2012年3月27日 カテゴリ:再生療法
再生治療
こんにちは。3月も半ばとなりました。もうそろそろ暖かくなってほしいですね。
今日は再生治療についてです。
歯も心臓や肝臓などと同じ体の中の臓器の1つです。成人の場合、親知らずを除いて
28本の歯がありますが、全ての歯にそれぞれ役割があります。そのため1本でもな
くなると、噛み合わせや見た目など具合が悪くなります。
この大切な歯を失う大きな原因は歯周病で、歯を支える骨が溶ける病気です。
現在、技術・材料の進歩によって歯の周りの骨や組織を再生させることが可能にな
り、以前なら抜歯となっていた歯が保存できる可能性が高くなってきました。
歯科の分野でも技術・材料の進歩は目覚ましいものがあります。
再生療法前 再生療法後
当院では3/31(土)に歯のお悩み相談会(無料)を開催致します。歯周病など歯
のことでお悩みの方がおられましたら、是非一度ご連絡いただけたらと思います。
今回はカレーを紹介致します。もともとは大阪の店ですが、丸の内にもあります。
カレー大好きの方は一度行ってみてください。ちなみに私はインデアンカレー歴30
年です。
インデアンカレー
院長
投稿日:2012年3月15日 カテゴリ:再生療法