カテゴリ: 歯周病治療

こどもと歯周病

DSC_1333こんにちわ
宮田です。
私の子供は、残念ながら大の歯医者嫌いです。

がんばってお口を開けさせて、仕上げの歯磨きをさせるのが精一杯です。

先日も子供の記録を・・・とお口の中の写真を撮影させてもらおうと思ったのですがまったく相手にしてもらえませんでした。

 

 

 

 

困っている姿を見ると、さらに悪ふざけをして、結局あきらめました。

子供は歯周病にならないか・・・・というと、そんなことはありません。

Papillon Lefevre症候群という、遺伝子疾患の病気の子供は、本当に残念ながら歯が次々と抜け落ちてしまいます。

私の大学院時代の上司で、現大阪歯科大学の梅田教授は、この遺伝子疾患に非常に熱心に取り組んでいて、子供の歯を一生懸命に救っていました。

当時私は子供がおらず、すごい治療をしているとしか感じませんでしたが、子を持つ父となり、さらに感慨深い思い出です。

投稿日:2013年2月1日  カテゴリ:歯周病治療

iPS細胞

山中教授のノーベル賞受賞で「iPS細胞」は日本中でも話題になっています。

このiPS細胞はさまざまな細胞への分化が可能で、再生医療への応用が期待さ

れています。また、難病の患者さんからiPS細胞を作って解析すれば、発症原

因や治療の糸口も見つかるかもしれない多くの可能性をもった細胞です。

「i」だけが小文字なのは、多くの人に親しんでもらえるようにアップル社の

「iPod」をまねて命名されたというエピソードは有名ですね。

この「iPS細胞」ですが、歯科への応用はできるの?と患者さんから質問があ

りました。歯科分野では「歯」そのものの再生などの研究は以前からされてい

ますが、残念ながらすぐにとはいかないようです。しかし近い将来に歯も含め

他臓器再生も夢ではないと思います。

このホームページでも歯槽骨(歯を支えている骨)や歯肉の再生について触れ

てきました。これらの再生療法は適応症をきちんと見極めれば成功する可能性

が高くなってきており、日本をはじめ、世界中で「歯周組織の再生」を促進す

る物質の研究はすごく進んでいます。医療の進歩は著しいものがありますね。

 

今回は超美味のぜいたくごはんです。「いくら」と「かに」ごはん。

美味しいものが喧嘩せずに口中に広がり、この上ない幸せです。

院長

 

投稿日:2012年12月19日  カテゴリ:再生療法 ,晩ごはん

愛犬

こんにちは、からあげです。

最近ぐっと寒くなり、寒がりのわたしはヒーターの前から離れられなくなりました。

うちのペットも犬のくせに、とても寒がりです。

そんなわが愛犬のため、少しでも暖がとれるよう、お洋服を買ってあげました。

すっかりお気に入りです。

ところでここ最近、うちの愛犬のお口の臭いが気になるようになりました。

人間同様、犬も歯周病になるんですよね。

飼い主として、しっかりお口のケアに勤めたいです。

 

投稿日:2012年12月5日  カテゴリ:歯周病治療

再生医療

こんにちわ、宮田です。

今年、山中教授が再生医療でノーベル賞を受賞したのが、記憶に新しいと思います。

人間の体は、頭の先から爪の先まで細胞から出来ています。その元となる細胞(幹細胞といいます)があり、その細胞に刺激を与えたり、指令を与えることで目的となる細胞に変化することです。

歯とその周りの組織についても同じで、有る程度は研究が進んでいます。私も大学院にいたころに同じような研究をしてきましたが、一つの細胞から完全なる歯を作るまでにはまったくいたりませんでした。歯の形を培養皿の上で作り上げることが難しいからです。

ですので、一つの細胞から歯そのものを作り上げるのは将来の課題でもあります。

しかしながら、実際お口の中で失われた骨を再生させる術式は、あるていど確立されております。ただし術者の技術と患者の状態で成功が左右されてしまいます。

再生療法の実際は、当院のホームページの歯周病治療例をごらんください。

先日、ガンダムを見にお台場に行ってみてきました。

ガンダム世代の私としては、再生医療もガンダムも、将来を期待しています。

投稿日:2012年11月29日  カテゴリ:再生療法 ,歯科治療

歯周治療と歯の喪失の関係

先日、私たち衛生士には励みになるデータが専門誌に載っていました。

10年間で失う歯の本数の平均が、

(1)何も治療を受けないと3.6本

(2)しっかりと治療を受けると2.2本

(3)しっかりと治療を受け、さらに定期的なメンテナンスを受けると1.1本

というデータでした。

メンテナンスのケアまでしっかり受けていただければ、何もしないより歯の寿命が3倍以

上になるということですね!

必ずしもデータ通りというわけではないと思いますが、でも全く違う話でもないと思いま

す。

定期的におこしいただけるように、こちらの工夫も必要だなと改めて気を引き締めた

「とうもろこし」でした。

さて、先日の日曜日に、当院の下の階にある研修会場にて、歯科衛生士向けの

インプラントコースのセミナーが開催され、私もお手伝いさせていただきました。

一日コースでしたが、たくさんの衛生士さんに参加していただきました。

受講生さんたちからのパワーを感じ、自分も更に頑張ろうと思いました(^-^)

ある日のランチです。資生堂パーラーでワンプレートランチをいただきました!

投稿日:2012年11月21日  カテゴリ:歯周病治療

Dr.Rasperini

みなさん、こんにちわ

宮田です。

この前の日曜日、イタリアのミラノ大学の教授である歯周病専門医Dr.Rasperiniが来日され、小野先生の取り計らいでJIADSにて講演会があり、それに参加させていただきました。

ヨーロッパだけではなく、多くの国際学会で講演をされている先生のお話を直接聞くことが出来ました。

歯周組織の再生療法のテクニックについて1時間半、講演を聞かせていただきました。当院で行っている歯周組織の再生療法とは、多少使っている材料が異なったりしますが、Dr.Rasperiniも私たちも、目指すところは1本でも多く歯を残せるように努力するという点では、同じ思いをもっていることをあらためて認識しました。

昨日、衛生士のお出汁さんと、八丁堀にある一慶という、もつ鍋やさんに行ってまいりました。

ラストオーダー10分前に到着したので、急いで食べたのですが、この寒い時期に暖かいもつが最高でした。

お出汁さんご馳走様でした。帰りにふと不安になったので、脂肪の吸収を防ぐ、新しいPEPSIコーラを買い、おいしく飲みました。

 

投稿日:2012年11月16日  カテゴリ:再生療法 ,研修会

講演会

こんにちは、宮田です。
昨日、講演会に行ってきました。

今回の講演会は、日本の歯科医師研修団体(スタディグループ)の中で有名とされる、JIADS、SJCD、くれなゐ塾の講師の先生が一度に集まって公演をされるという、またとないものでした。そのため500名超の歯科医師でほぼ満員の会場は、非常に熱気に満ちていました。

JIADSからは、小野善弘先生と、当院院長松井先生が共に演者として公演をされました。
松井先生はそのなかで、多くの歯科医師の先生方に対して、重度な歯周病の患者さんを治し、その良好な状態を長い年月維持するためにはどのような治療を行えばよいか、を先生の大学卒業後からの臨床経験と共に話されました。

講演を聞かれた多くの先生方は、おそらく日々の治療を向上させようと日曜日の休みを削って聴きに来ていると思います。私にとってはこの講演は非常に有意義でしたし、きっと多くの先生方もそのように感じていると思います。

投稿日:2012年10月16日  カテゴリ:歯周病治療 ,研修会

PMTC

先日、ある患者さんにPMTCをさせていただきました。

PMTC とは、プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング

の略で、専門家による、機械的な歯のクリーニング  という意味です。

様々な機械を使い、40分程度で仕上がりました。

歯 本来のつやが出て、とても健康的な印象になりました。

処置後は、今後この綺麗な状態を維持するためのアドバイスをさせていただきました。

もし、興味のある方は衛生士までおたずね下さい!

                 

衛生士  とうもろこし

投稿日:2012年7月10日  カテゴリ:歯周病治療

脂肪...

「再生医療」という言葉は新聞やテレビ等でも取り上げられる機会が増えてき

ました。医科分野でも研究が進められていますが、歯科分野でも歯肉や歯槽骨

(歯を支えている骨)なんと歯まで再生させようという研究が行われていま

す。

その中で身体の「脂肪」を利用して歯の周囲の骨などの再生を図る研究が報告

されています。「脂肪」・・・そう お腹にたっぷりある?脂肪です。

すでに動物の研究では成功しているそうです。身体にいっぱいあって、しかも

大敵の「脂肪」が役立つなんて まさに一石二鳥ですね。食べるのが大好き

な私には朗報です...

 

今回も大好評?のカレーシリーズで。

東京駅にある「ドンピエール エクスプレスカレー」を紹介します。

ここのカレーはご存知の方もおられるかと思います。

本格カレーでは前に紹介した銀座ライオンのカレーと双璧です。

カレー好きの方は是非!! でもくれぐれも食べ過ぎには注意!ですね。

 

院長

 

 

投稿日:2012年6月4日  カテゴリ:歯周病治療

麻酔の種類

こんにちは、宮田です。
歯の治療は、頭で理解していても不安ですよね。歯の治療を行うとき、もし痛みがあったら、なんのために治療をしているのかわからなくなってしまいます。そのような場合、麻酔を使います。
一言に麻酔といっても、たくさんの種類や方法があるので、ここにご紹介します。

表面麻酔・・・当診療所では、おもに注射の麻酔の痛みを和らげる為に使う、塗り薬です。
当院では、トロピカルな甘い香りの塗り薬を用意しております。

浸潤麻酔・・・歯科治療の多くの場合に用います。注射の麻酔です。一般的に決められた部分だけを麻酔する為、局所麻酔といいます。歯科の場合、1本の歯の痛みを鈍らせることから、歯や歯ぐきの手術の際にも広く用います。

この注射の麻酔は「ゆっくり」と行っていくと、注射時の痛みも少なくてすみます。
そのため、当診療所では機器を用いてゆっくりと行います。手で麻酔をすると、どうしても力の加減で早くなったりしてしまいます。


あと、もう一つ痛みを少なくするために、当診療所では「麻酔の薬」を体温近くまで暖めておくことをしております。

それでも麻酔が効きにくい場合もあります。この注射の麻酔は、あごの骨の外側に注入します。そのため、麻酔の薬が骨の隙間にしみこんで歯に効いてくるため、効いてくるまでの時間も必要です。

また、浸潤麻酔は炎症があるところは、組織が酸性になっているため、麻酔の薬の効果を発揮することが出来ません。そのため、麻酔がききずらいのです。
もしも、麻酔をしても痛みがあるときは、麻酔を追加してゆきます。痛みに対しては、私たちスタッフも常に気をつけておりますが、痛みがあるときは、気兼ねなく申し付けてください。

静脈内鎮静法や全身麻酔など、他の麻酔の方法については、改めてご紹介します。

投稿日:2012年4月11日  カテゴリ:歯周病治療